眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上まぶたが垂れ下がって眼が開きにくくなり、視界が狭くなったり物が見づらくなったりする状態を言います。
症状としては、無意識のうちにまぶたを開き視野を確保しようと、まぶたをつり上げ眼を見開いたり、あごを上げながら物を見るようになるため、慢性的に筋肉が緊張し、結果頭痛や肩こりの原因となります。
さらに症状が悪化すると吐き気やめまい、交感神経の疲労を促す事もあります。
効果的な治療は、手術になりますが、程度や原因によっては、手術が適応にならないこともあります。
■眼瞼下垂の原因
■加齢によるもの
加齢により、まぶたの皮膚がたるんできたり、まぶたの筋肉の働きが衰えることで起こります。視野を広げようと額に力が入ることで、おでこのしわが増えてしまうこともあります。
■コンタクトレンズによるもの
コンタクトレンズ(ハード)を長年使用されていることで原因で起こります。
レンズの固い角がまぶたを上げる筋肉に障害をきたすことが原因と考えられています。
発症した場合ハードコンタクトレンズの使用をやめても元に戻ることはありません。
■生まれつきのもの
生まれつき、まぶたの筋肉が弱いことが原因です。両方の場合と片方のみに生じる場合とがあります。
お子様の成長途上でまぶたが完全に閉じてしまうと弱視になることもありますので、できるだけお早めにご相談下さい。